PROJECT OVERVIEW:プロジェクト概要

新規イメージング・計測・操作技術などを開発し、脳と全身臓器ネットワークの機能とその破綻を分子・細胞・個体レベルで解明します。
それにより、2050年には、認知症関連疾患の超早期の発症予測法と予防法を開発し、
先制医療を享受できる社会の実現を目指します。

プロジェクトマネージャー
高橋 良輔

京都大学 大学院医学研究科臨床神経学講座 教授
代表機関
京都大学
研究開発機関
大阪大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、国立循環器病研究センター、慈恵大学、自然科学研究機構、順天堂大学、東京医科歯科大学、東京大学、名古屋市立大、名古屋大学、新潟大学、広島大学、北海道大学、山梨大学、理化学研究所、量子科学技術開発機構

進行予防から、発症予防へ。
「認知症にならない」社会を目指して

社会基盤を揺るがす重要な課題として、高齢化に伴う認知症とその関連疾患の増加があります。
本プロジェクトを通じて、「進行予防から、発症予防へ」を合言葉に、「認知症にならない」社会モデルを構築し、国際展開することを目指します。
近年、認知症関連疾患の病態の超初期に自律神経異常や腸管運動異常、感覚器異常、糖尿病や全身性の炎症といったなんらかの全身環境の異常が存在することがわかってきており、このような臓器間ネットワークの変容と認知症関連疾患発症機序の因果関係を解明していきます。
そして、超早期病態予測法の確立と、超早期ネットワーク制御法の開発を2つの柱として、
認知症・難治性神経疾患を超早期に予測・予防可能な社会の実現を目指します。

階層的展開からムーンショット目標達成へ

研究開発プロジェクト 全体構成図

研究開発項目